◆Mahjong 嶺上開花・五筒開花・連開花・頭槓和
カン(暗槓、明槓、加槓)をしたときに、王牌から持ってきた牌(嶺上牌)で和了すると成立する。
放銃によるものではないため、嶺上開花が成立する場合、必ずツモ和了りとなる。
※現在、符計算において、嶺上和了りの場合もツモ符2符が加算される。
嶺上符から、嶺上開花という翻に格上げされた経緯を考え、ツモ符0とする場合もある。
これは、
嶺上開花という役自体が、昔にはなかったため。
嶺上開花がない時代は、嶺上符4符として扱い、通常のツモ符2符を付かない形としていた。
ツモ符0とするのは、この名残である。
※嶺上開花には、いろいろな
ローカル・ルールが存在します。
五筒開花、連開花、四連開花、槓振り、頭槓和・・・
※
槓振りは、カン(暗槓、明槓、加槓)した直後、
カンした人が振り込んだ場合に成立する役。
槍槓と似ていますが別物で、嶺上ロンとも呼ばれます。
嶺上開花するとできないもの
嶺上開花による和了りは、カンをするという都合上・・・、
海底摸月、一発、天和、地和、人和と、複合することはありません。
1.海底摸月が嶺上開花と複合することはない
(王牌は海底牌にならない)
2.一発が嶺上開花と複合することはない
(暗槓の時点で一発が消えます)
3.天和・地和・人和が嶺上開花と複合することはない
(暗槓の時点で、天和・地和・人和は、消えます)
4.七対子と嶺上開花は複合しません(どう頑張っても無理)
五筒開花(ローカル役)
嶺上開花とは、文字どおり嶺の上で花が開くという意味の役です。
5筒を花(桜や梅)に見立て、嶺上開花を
5筒で和了した場合には、五筒開花が成立します。
関連する見立て役として、2索槍槓があり、これは2索を槍に見立てています。
加カンを行った際に、ロンされると二索槍槓が成立します。
※五筒開花、二索槍槓はともにローカル役で、通常、採用されていない役となります。
実際に起きても役として成立しません。
※このほか、見立て役として・・・、
花鳥風月、風花雪月、一筒摸月、九筒撈魚などが挙げられます。
連開花と四連開花(ローカル役)
2回以上続けて、カンをすることで成立します。(1回目は、暗槓、明槓、加槓を問わない)
4回連続でカンをして、嶺上和了りをした場合、
四連開花の役満となります。
頭槓和(ローカル役)
これは、他家のチー・ポン・カンがない状態において、
1順目に、嶺上開花で和了すると役満となるものです。
天和・地和など暗槓による嶺上開花だと成立しませんが、頭槓和があるなら、同じように役満となります。
天和・地和・人和に準ずる役ですが、第一ツモの前なら、
明槓による嶺上開花和了りも認められています。
頭槓和は、天和・地和が暗槓で不成立となる部分も役満にしようというもの。
頭槓和の和了条件上、どう頑張っても天和・地和・人和とは複合しません。
◆Yaku 役・役満の概要
カン(暗槓、明槓、加槓)により、嶺上牌で和了した時に成立する役で、1翻となります。
手牌が役なしであっても、嶺上開花すれば和了することができます
(役なしでも和了できる!)
※カンにより四開槓が発生すると流局となります。
一人で4回カンをしている場合は5つ目のカンで流局します。
※嶺上開花は運のみによって成立します。
イカサマでも行っていない限り、狙って出すことはできません。
五筒開花の翻数は2翻
昔は、五筒開花が起きた時には、満貫(今の役満相当)でした。
ローカルルールで五筒開花を採用する場合、現在では
2翻の加算役または役満とすることが多い。
なにぶん、ローカル役ですので翻数の扱いについては、その場によります。
連開花の翻数は2翻
カンを2連続以上して和了すると連開花となり、2翻として扱われます。
4連続カンして、嶺上牌で和了した場合は、四連開花として、役満となります。
頭槓和は役満
他家のチー・ポン・カンがない状態での第1順目において、最初のツモをカン!
嶺上ツモ和了すると成立します(ツモの前の明槓嶺上ツモ和了も認める)
天和・地和・人和でフォローできない部分を補完したのが頭槓和。
ただし、頭槓和については、
定義がはっきりとしない部分があります。
親の場合しか認めない、子の場合には最初にツモった牌でカンしなければならない。
2連続以上のカンによる嶺上開花の場合には頭槓和として認めない。
こういった役の定義に関するあいまいさがあるため、導入の際には注意が必要です。
◆Yaku 役・役満の成立要件
鳴き:嶺上開花は、鳴きによって左右される役ではありません。そもそも
嶺上開花自体が鳴き行為です。
※
頭槓和:誰かの鳴き(チー、ポン、カン、自分以外のアンカン)が入ると、その時点で役満(頭槓和)不成立です。
和了形:和了するための形は問われません。
カンについては、暗槓のほか、
明槓や加槓も認められます(頭槓和は、加槓不可)
手中の4枚牌のカンも認められます。
カン材が嶺上牌でツモった牌でなければならない。という決まりはありません。
嶺上開花の例:五筒開花と連開花が同時に成立する場合のケース。












明槓:

(他家の捨て牌をカン)












嶺上牌:

暗槓:持っている

4枚












嶺上牌:

五筒開花と連開花を採用している場合、五筒開花 2翻+連開花 2翻=
合計4翻となります。
ローカル役を採用していない場合は、
嶺上開花のみ、1翻となります。
上位役:上位役が成立する場合、下位の役は成立しないこととなります。
例えば、
五筒開花や連開花が成立する場合、嶺上開花は成立しません。
五筒開花と連開花は、嶺上開花の上位役に当たります。
◆Yaku 食い下がり役・重ね役満と点数計算
嶺上開花は、面前ツモのほか、通常の手役と複合します。
また、頭槓和や四連開花は、ほかの役満と複合します。
五筒開花と連開花の関係は、上位・下位ではありませんので、
連開花で、五筒開花した場合には、五筒開花と連開花双方の翻数が加算されます。
上位役が成立する場合、下位役である嶺上開花は成立しません。
9倍役満:頭槓和、四連開花、超四喜、字一色、四槓子、四暗刻 単騎!













4連続嶺上ツモ:
嶺上開花は、最低30符
副底20符+嶺上ツモ和了0~2符+槓子最低8符+雀頭最低0符+待ち最低0符・・・
最低は30符ですが、必ず槓子が入るという特性上、和了した場合、符が通常の手よりも多くなります。
嶺上開花による和了りは、符が付きやすいうえ、新ドラ、裏ドラもありますので、
和了点が期待できます。
◆Yaku 役・役満のルールや定義の問題
嶺上開花だけなら、嶺上和了りで、ツモ符2符が付くか否か?
暗槓和了りは国士無双のみか?槓ドラは即乗りか?後乗りか?程度ですが・・・
五筒開花、二索槍槓、連開花、四連開花、槓振り、頭槓和、大明槓の責任払いなど・・・、
ローカル役やローカル・ルールがある場合には、それぞれの翻数や取り扱いに注意が必要です。
特に、頭槓和を採用する場合は、役の定義を明確化しましょう。
A.親の場合しか認めないのか、子の場合にも認めるのか?
B.子の場合には最初に
ツモった牌でカンしなければ成立しない?(天和・地和・人和に準ずるため)
C.
2連続以上のカンによる嶺上開花の場合には頭槓和として認めない。
槓ドラ表示のタイミング
ドラが増えるタイミングは、カン(暗槓、明槓、加槓)が成立した時です。
このカン(暗槓、明槓、加槓)が成立した時の解釈が問題で・・・
1.カンした直後にドラ表示とする(即乗り)
2.カンした後、捨て牌が通った時点でドラ表示とする(後乗り)
1なら、嶺上開花で和了すると新ドラも乗るのですが・・・
2の場合、カンの後に牌を捨てていないため、新ドラはなしとなります。
暗槓は1、明槓は2といったように、別々の方式を取っていることが多いです。
ちなみに、
槍槓の場合にはドラ表示牌は増えません。
槍槓が一発と複合することからも判るように・・・、槍槓の場合には、カン(加槓)が成立していないこととなります。
カン(暗槓、明槓、加槓)による放銃について
加槓に対して和了するのが槍槓和了り。
これが、カンに対して認められるロン和了りですが・・・
国士無双に限っては、暗槓の場合でもロン和了りすることが可能です(正規のルール)
大明槓の場合には、ロン和了りされることはありません。
大明槓の責任払いについて
通常ですと、大明槓による責任払いはありませんが・・・、
大明槓による嶺上開花による和了りを、責任払いとするローカル・ルールが存在します。
大明槓させた人が、その牌を捨てなければ大明槓が発生せず、嶺上ツモ和了りがなかった。
カンさせたことによってのツモ和了りは、和了した人と大明槓させた人以外の2人にとって迷惑。
大明槓させた人が責任とって、全額払えってルールです。
積み込みとコンビ打ちによる意図的な大明槓、嶺上和了りを防ごうってことですね!
この責任払いのローカル・ルールが採用されることはまずありません。
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麻雀の手役と役満の一覧表